「AI」
★★★★☆
友達の家に行ってすることがなかったので、鑑賞。
SFにせてはなかなか楽しめた。
近代的なファンタジーって感じかな。
とにかく、現代のCG技術には驚いた。
すごい。こんなに進化してるんだ。
そのうち俳優や女優もいらなくなるんじゃないのかな。
内容について。
テーマは、人間に近づいてゆくロボットはどうなるのか。
さまざまな媒体で昔から語られてきたテーマ。
ロボットの公開処刑をショーとして人間が見にゆくシーンはなかなか考えさせられる。
一体どんなオチにもっていくのか全く予想ができなかったけれど、逃げもせず、うまいオチだと思った。
ただ、最後の最後でDVDがリードエラーに。
まぁ、ほぼ観れた。と、信じよう。
人間を目指して開発してるロボット。当然人工知能や疑似餌的な感情も組み込まれて、人間に近づいて行くんだろう。そういう風にロボットが自然状態の人間に近づいていく一方で、我々人間はどんどんロボットに近づいていてる気がする。これからロボットが人間に近い存在になったとき、人間は彼らをどのように扱うんだろうか。
★★★★☆
友達の家に行ってすることがなかったので、鑑賞。
SFにせてはなかなか楽しめた。
近代的なファンタジーって感じかな。
とにかく、現代のCG技術には驚いた。
すごい。こんなに進化してるんだ。
そのうち俳優や女優もいらなくなるんじゃないのかな。
内容について。
テーマは、人間に近づいてゆくロボットはどうなるのか。
さまざまな媒体で昔から語られてきたテーマ。
ロボットの公開処刑をショーとして人間が見にゆくシーンはなかなか考えさせられる。
一体どんなオチにもっていくのか全く予想ができなかったけれど、逃げもせず、うまいオチだと思った。
ただ、最後の最後でDVDがリードエラーに。
まぁ、ほぼ観れた。と、信じよう。
人間を目指して開発してるロボット。当然人工知能や疑似餌的な感情も組み込まれて、人間に近づいて行くんだろう。そういう風にロボットが自然状態の人間に近づいていく一方で、我々人間はどんどんロボットに近づいていてる気がする。これからロボットが人間に近い存在になったとき、人間は彼らをどのように扱うんだろうか。
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「森博嗣 『有限と微小のパン』」
★★★★★
森博嗣・著 『有限と微笑のパン』 1998年 講談社

上記画像はamazon.co.jpより転載
『すべてがFになる』からはじまるS&Mシリーズもついに最終巻。(スピンオフを含めないとだが)
シリーズ史上最高の出来だったと思う。
推理小説としては成り立ってないという見方もあるが、僕はミステリ作品としての完成度は完璧だと思う。
素晴らしい。この一言につきる。
森博嗣は天才なのではないだろうか。
いや、天才である。
最後のどんでん返しには唖然とした。
本編のトリックよりも、その後の話に驚いた。
読了後には、はじめて『オーデュボンの祈り』(伊坂幸太郎・著)を読んだ時以来の涙が出た。
緻密な複線。組み立てられたロジック。(本作ではロジックではなかったが)
生と死について。人々の存在理由。
素晴らしい本は自分を成長させてくれる。
S&Mシリーズもこれで最後。ただ、読んでない感が二冊ほどと、スピンオフが二冊残っている。
とりあえずはまだ楽しめる。
きっと、僕はこれから何度も、何十回もこの本を読み返すことになるだろう。
本当に森博嗣という作家に出会えてよかった。
この感動が消えないうちに床に就こうと思う。
★★★★★
森博嗣・著 『有限と微笑のパン』 1998年 講談社

上記画像はamazon.co.jpより転載
『すべてがFになる』からはじまるS&Mシリーズもついに最終巻。(スピンオフを含めないとだが)
シリーズ史上最高の出来だったと思う。
推理小説としては成り立ってないという見方もあるが、僕はミステリ作品としての完成度は完璧だと思う。
素晴らしい。この一言につきる。
森博嗣は天才なのではないだろうか。
いや、天才である。
最後のどんでん返しには唖然とした。
本編のトリックよりも、その後の話に驚いた。
読了後には、はじめて『オーデュボンの祈り』(伊坂幸太郎・著)を読んだ時以来の涙が出た。
緻密な複線。組み立てられたロジック。(本作ではロジックではなかったが)
生と死について。人々の存在理由。
素晴らしい本は自分を成長させてくれる。
S&Mシリーズもこれで最後。ただ、読んでない感が二冊ほどと、スピンオフが二冊残っている。
とりあえずはまだ楽しめる。
きっと、僕はこれから何度も、何十回もこの本を読み返すことになるだろう。
本当に森博嗣という作家に出会えてよかった。
この感動が消えないうちに床に就こうと思う。
「森博嗣 『四季 夏』」
★★★☆☆
森博嗣・著 『四季 夏』 2003年 講談社

上記画像はamazon.co.jpより転載
『すべてがFになる』の『春』に続くスピンオフ第二弾。
読了後の例の感情は感じなかった。
しかし、だんだんと天才真加賀博士も大人になり、『すべてがFになる』の設定に近づいてきている様子を読むのは楽しい。
『すべてがFになる』の重要なファクターも次第に明らかになっていくし・・・・・・。
こうして、スピンオフ小説を読んでいると、改めて本作品の偉大さに気づく。
また、本格推理作家は生々しい場面も平気で書くからすごい。(いや、どの作家でも書く人は書くかもしれない)
昔は推理小説嫌いだったのに、いつの間にか好きになっているものだなあ。
今回のテーマは生と死の概念が大部分を占めていた気がする。
自分にとって、死とはなんだろうか。
僕は生にあまり執着がない方だと思う。
去年、バイク事故でトラックの下敷きになったとき焦りはあまりなかったし、絶望も恐怖もなかった。
いつも、死ぬべき時は死ぬはずであると感じている。(一応、僕は無神論者であることを付け加えておく)
自殺する自由もまた然り。
また、死後の世界や心霊現象も信じない。
かといって、無であるとも信じていない。
そもそも、自分で体験したことのない事を信じることはできない。
ただ、どちらかというと無であると信じたいなあ。
★★★☆☆
森博嗣・著 『四季 夏』 2003年 講談社

上記画像はamazon.co.jpより転載
『すべてがFになる』の『春』に続くスピンオフ第二弾。
読了後の例の感情は感じなかった。
しかし、だんだんと天才真加賀博士も大人になり、『すべてがFになる』の設定に近づいてきている様子を読むのは楽しい。
『すべてがFになる』の重要なファクターも次第に明らかになっていくし・・・・・・。
こうして、スピンオフ小説を読んでいると、改めて本作品の偉大さに気づく。
また、本格推理作家は生々しい場面も平気で書くからすごい。(いや、どの作家でも書く人は書くかもしれない)
昔は推理小説嫌いだったのに、いつの間にか好きになっているものだなあ。
今回のテーマは生と死の概念が大部分を占めていた気がする。
自分にとって、死とはなんだろうか。
僕は生にあまり執着がない方だと思う。
去年、バイク事故でトラックの下敷きになったとき焦りはあまりなかったし、絶望も恐怖もなかった。
いつも、死ぬべき時は死ぬはずであると感じている。(一応、僕は無神論者であることを付け加えておく)
自殺する自由もまた然り。
また、死後の世界や心霊現象も信じない。
かといって、無であるとも信じていない。
そもそも、自分で体験したことのない事を信じることはできない。
ただ、どちらかというと無であると信じたいなあ。
「森博嗣 『四季 春』」
★★★★☆
森博嗣・著 『四季 春』 2003年 講談社

上記画像はamazon.co.jpより転載
名作『すべてがFになる』の天才博士の過去を追ったスピンオフ作品。
読む前はメフィスト賞をとったから無理に話を作ったんだろうと考えていた。
が、それは大きな、そして嬉しい誤算だった。
少しSFテイストな天才少女の話である。
それにしても、森氏の描く天才の描写は上手い。
読んでいて、神様の様な憧れを通り越した、畏怖の情を感じる。
『すべてがFになる』のファンだっただけに、とても楽しく読めた。
また、良い小説を読んだ後だけに到来する寒気と感涙が襲ってきた。
最近この感情(?)を感じるような小説を読んでいなかっただけに、幸福感も一入だった。
ただ、途中に人物の書き分けが混乱するところがあり、少し残念だった。(いや、それも計算のうちだろうか)
追伸:なぜか読書中に僕が思っていたことは、最近好きな食べ物というものが全くないということだった。(何を食べても同じ感情)
★★★★☆
森博嗣・著 『四季 春』 2003年 講談社

上記画像はamazon.co.jpより転載
名作『すべてがFになる』の天才博士の過去を追ったスピンオフ作品。
読む前はメフィスト賞をとったから無理に話を作ったんだろうと考えていた。
が、それは大きな、そして嬉しい誤算だった。
少しSFテイストな天才少女の話である。
それにしても、森氏の描く天才の描写は上手い。
読んでいて、神様の様な憧れを通り越した、畏怖の情を感じる。
『すべてがFになる』のファンだっただけに、とても楽しく読めた。
また、良い小説を読んだ後だけに到来する寒気と感涙が襲ってきた。
最近この感情(?)を感じるような小説を読んでいなかっただけに、幸福感も一入だった。
ただ、途中に人物の書き分けが混乱するところがあり、少し残念だった。(いや、それも計算のうちだろうか)
追伸:なぜか読書中に僕が思っていたことは、最近好きな食べ物というものが全くないということだった。(何を食べても同じ感情)
「森博嗣 『冷たい密室と博士たち』」
★★★☆☆
森博嗣・著 『冷たい密室と博士たち』 1996年 講談社

上記画像はamazon.co.jpより転載
森博嗣のS&Mシリーズ第二弾。
このシリーズは好きだ。(西之園萌絵もかわいいし)
本格推理小説である。
なぜか、この第二作を飛ばして読んでいたことにこの前気づき、BOOK OFFであわてて買ってきた。
そして、しみじみと論理的な思考力の大切さを思い知ると同時に、自分に足りないことに気付かされた。
(といっても、森氏の著作を読んだあとはいつもそう感じるが)
さっき読んだ恩田陸の作品もそうだが、少ないヒントで全体像を想像する論理的なで創造的な思考力。
小説だからといってしまえば一言で片付くが、実際にそんな考え方ができない人が多すぎる社会ではある。(まぎれもなく私もその一人だが)
ただ、一作目の『すべてがFになる』などの森氏のほかの作品と比べると、これといった欠点もないが、抜きんでる点もなかった。
作品としての完成度は高いが、著者のクオリティーが平均して良いだけに大きな感動はなかったのが残念だ。
追伸:今日は二冊目。あと、二冊読むべきか、一冊読んで映画を観るべきか・・・・・・・。
★★★☆☆
森博嗣・著 『冷たい密室と博士たち』 1996年 講談社

上記画像はamazon.co.jpより転載
森博嗣のS&Mシリーズ第二弾。
このシリーズは好きだ。(西之園萌絵もかわいいし)
本格推理小説である。
なぜか、この第二作を飛ばして読んでいたことにこの前気づき、BOOK OFFであわてて買ってきた。
そして、しみじみと論理的な思考力の大切さを思い知ると同時に、自分に足りないことに気付かされた。
(といっても、森氏の著作を読んだあとはいつもそう感じるが)
さっき読んだ恩田陸の作品もそうだが、少ないヒントで全体像を想像する論理的なで創造的な思考力。
小説だからといってしまえば一言で片付くが、実際にそんな考え方ができない人が多すぎる社会ではある。(まぎれもなく私もその一人だが)
ただ、一作目の『すべてがFになる』などの森氏のほかの作品と比べると、これといった欠点もないが、抜きんでる点もなかった。
作品としての完成度は高いが、著者のクオリティーが平均して良いだけに大きな感動はなかったのが残念だ。
追伸:今日は二冊目。あと、二冊読むべきか、一冊読んで映画を観るべきか・・・・・・・。