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2008/06/03 (Tue)
「J.R.R.トールキン 『新版 指輪物語』(全九巻)」
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★★★★★

J.R.R.トールキン・著 『新版 指輪物語』(全九巻)

上記画像はamazon.co.jpより転載

二週間前。町田のBOOKOFFにて、この本と出会った。
中学生の頃に一巻を読んで、あまりの退屈さに本を閉じてしまった記憶がある。
世界三大ファンタジーと呼ばれる物の一つ。
それが九巻セットで450円だった。
本当にこの大量生産、大量消費のご時世において、小説という媒体の市場価格は交換価値をはるかに下回っている。
ともかく、雨の日にたまたま寄ったBOOKOFFにて出会ったのだ。
いずれは手をつけようと思いつつなかなか手をつけられなかったので、店先でこの本を見つけたときは本当に嬉しかった。
少し間を置いてから一週間ほど、貪る様に読んだ。(合間に飲み会やレポートなどがあったが)

なんて完成された物語なんだろうか。
そして、何故私はあの時に本を閉じてしまったのだろうか。
その後、映画を観た私はそれだけで物語の世界を知った気になっていた。
しかし、『風の谷のナウシカ』がそうであるように、映画では語られない事が数多くあった。
この本を読んでいると旅をしたくなる。
また、今まで旅してきた様々な土地を思い起こさせる。
久々に「わくわく」させられた小説だった。

昔から言語学に興味のあった著者はエルフの言葉を作ったりしたという。
また、大きな大きな二つの大戦を挟んでこの物語を書き上げたそうだ。
あとがきで、実際の人間の世界だったらあのようなハッピーエンドを迎えないはずだと書かれていたのがすこし面白かった。確かに、人間ならあれだけの巨大な武器を滅ぼさずに使用するだろうなあ。核兵器のように。

amazonで検索をかけたらなにやら10巻目の追補編というものがあるらしい。
早速明日BOOKOFFに出かけようと思う。

ただ、主人公のフロドよりも従者のサムのほうが魅力的なキャラクターだったなあ。

追伸;もう朝だ。四時間寝て大学に行かないと。
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