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2024/05/03 (Fri)
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2009/08/30 (Sun)
「最近読んだ本の簡単なまとめ」
Comments(0) | TrackBack() | 小説
『エンド・ゲーム―常野物語』 恩田陸
  読了 光の帝国とはベクトルが違う方向にあるな この本はサスペンス色、シニカルさが強く 光の帝国は物語性が強い

『すべての男は消耗品である』 村上龍
  解説にもある通り、村上龍はストレートだけどどこか子供っぽいな でも、考え方は面白いし共感できる面もある

『1Q84 BOOK 1』 村上春樹
  インセンストタブーを含む性的な諸問題が人間にもたらすもの、私たち各々が所属する世界の不確かさなどなど、様々な問題提起を内に盛り込んだ作品であると感じた。読む前にはあれだけの話題性もあり、大衆向けに転向したのかと思ったが、再翻訳的な文体も相変わらず健在でBook2がどうなるか楽しみである。あと、ふかえりは可愛い。

『1Q84 BOOK 2』 村上春樹
  恋愛小説的であり、童話的であり、SF的であり、ファンタジー的である。兎に角、すばらしい小説であると思う。春樹作品は一通り(エッセイを除いて)読んだが、その中でも1,2を争う出来なのではないだろうか。また、文中の「リトル・ピープル」はそのまま「システム」という言葉に置き換えることも出来、著者がこの前語ったスピーチと通っている部分も感じられる。愛のあるファンタジーでいて、強烈に現代社会のシステムそのものを風刺している強烈な作品であると思う。あと、ふかえりはロリコンにはたまらないんじゃないかな(笑)

『若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来』 城 繁幸
  タイトルからして、若者向けの説教本かと思うが、その実は企業や管理職に就く中高年層が最も読むべき本だと思う。日本の年功序列制度はどこへ向かうのか、それとももう崩壊しているのか。成果主義と比較し、具体例を示しながら筆者は考察する。学生の私にとってはなんだか絶望的でもあり、希望的でもあった。兎に角、日本の雇用システムは変わらなければない、いや、もう流動的に変わっている。その中で若者はどういうライフコースを定めるべきなのか考えさせられる本であった。

全部読書メーターからの転載だけど、こんなもん。
1Q84は面白かった。続きがとても気になる本。
ほんとは以前の形式で書いたほうが良い気がするけど、これが一番楽だからいいか。
辛いことは続かない。
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