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「沢田マンション」
部屋に篭り、一ヶ月弱風邪を患っている。
今日病院へ行ったら、蓄膿症（副鼻腔炎）と診断された。

書きたいのはそんなことじゃない。

今日も部屋に篭ってgoogleの検索キーワードを見ていると、沢田マンションというものが急上昇していた。
なんでも、高知県高知市薊野北町にある、建築に携わったことない夫婦が作った少人数自力建築物件らしい。
増築に増築を重ね、「軍艦島マンション」ともいわれてるとかいわれてないとか。

気になって色々と沢田マンションについてググってみる。

長屋のようなつくりなので住民同士の仲く、何かと住民主催のイベントがあるらしい。
（参考「LIFT -沢田マンション交換日記-」）
なんだか京大のような香りがするなぁ。

家賃は安く、元々は沢田夫妻の希望で初めは、母子家庭など社会的に困難な状況にある人々に対して積極的に貸されていたらしい。
建築物としての価値も高く、いろいろと関連した書籍もある。

そして何よりも、住民達がとても楽しそうだ。
人生とは楽しむためにある。
窮屈で安全ばかり気にした殺伐としたマンションと、沢田マンションの様ななんだかテキトウでバカらしい（決して批判の意味ではない）、どちらに住みたいか。
もちろん後者である。



あぁ、こんなところに住みたい。
暗い部屋に篭って、夢も希望も持たない堕落した人間の心にさした一筋の希望。